保険会社が治療費を支払わない状況から一転して860万円を獲得!
- CASE974
- 2019年09月20日更新
- 70代
- 女性
- 主婦
- 示談交渉
- 後遺障害
- ■後遺障害等級9級相当(既存障害:10級11号)
- ■傷病名左大腿骨顆上骨折
- 最終示談金額861万7662円
ご相談に至った経緯
事故当時70代と高齢で、もともと「両側変形性股関節症」を患っていたEさんは、乗っていたバスから降りた際に歩道に上がる段差が高かったことから、バスが発進するのを待ってから段差を上がろうと思い、バスの側で立って待っていました。
すると、バスがEさんに気付かないまま接触する形で発進したため、Eさんは転倒してしまい、左大腿骨顆上(左膝のすぐ上辺り)骨折という重症を負ってしまいました。
ご相談内容
前述のとおり、Eさんには「両側変形性股関節症」という足の持病があったことから、今回の事故での左大腿骨顆上骨折によってどの程度の支障が生じているのかわかりにくい状態にありました。
そのため、Eさんから相談を受けた際、相手方保険会社は、「そもそも、事故による入院時に左大腿骨顆上骨折の治療だけではなく両側変形性股関節症についての治療もなされているのではないか」と疑い、病院からの治療費の請求に応じないという信じられない対応を取っていました。
また、そういった調子ですから、Eさんに残ってしまった左膝の曲がりの悪さという後遺障害に関する事前認定の手続も宙ぶらりんの状態になっており、示談が一向に先に進まないことに不安を感じたEさんは、ベリーベスト法律事務所に相談されました。
ベリーベストの対応とその結果
予想通り、後遺障害の認定を行う自賠責損害調査事務所も、Eさんの持病である「両側変形性股関節症」について色々と照会をかけて来ましたので、その都度、迅速に対応しました。
その結果、相手方保険会社任せにしていて1年以上も全く進んでいなかった手続が完了し、自賠責より、9級相当(既存障害:10級)という認定結果を受けることが出来ました。
その後の示談交渉においても粘り強く交渉し、かつ、未払いになっていた病院への治療費についても病院側の弁護士と調整し、最終的には861万円(自賠責保険金含む)という十分な額の賠償を受け取り、かつ、未払になっていた治療費についても相手方に払わせることに成功しました。
保険会社任せにしていたら、861万円を受け取るどころか、病院側から数百万円の治療費の請求を受けかねない状況であったため、ベリーベスト法律事務所の介入によって大きな成果のあった事例であったといえると思います。
このように、Eさんの件については、「①相手方保険会社が対応していなかった後遺障害認定申請手続」「②宙に浮いていた診療報酬の処理」「③既存障害のある示談交渉」という、かなり複雑な処理を必要とする案件でしたので、ご本人及びご家族だけで対応するのは不可能であったと思われますが、ベリーベスト法律事務所にご相談いただいた結果、何とか裁判沙汰にもならずに解決することができました。
Eさんのように、相手方保険会社の対応に疑問を感じた方は、ぜひ一度ベリーベスト法律事務所にご相談ください。
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